税理士を目指した理由
どうして税理士を目指したんですか?
少しでも私のことを知っている人からはあまり聞かれませんが、
初めましての人からはよく聞かれます。
私にとって税理士が一番身近な職業でした。
『将来の夢は?』
という問いには、小学6年生ではコックさん、中学3年生では建築士と答えていました。
進路なんてよく考えもせず、どうしてもコレになりたい!という熱い思いはありませんでした。
勉強も嫌いで義務教育9年間+高校3年間の12年間はほとんど勉強してないです。
唯一中学3年の部活動引退後から高校受験までは勉強しました。笑
勉強しなくても成績良い人いますが、私はそういう人ではありませんでした。
そんな勉強嫌いな私がどうして改正のたびに勉強が必要な税理士を目指したのか。
どうして税理士試験の受験に何年も挑戦できたのか。
きっかけは一番上の兄が都内の大学に通っていて、夏休みに遊びに行った1週間です。
部活を休んで遊びに行くわけですが、仲間に申し訳ない気持ちもあり何気なくとある専門学校の夏期講習に参加しました。
私の母校である東京IT会計専門学校では、当時夏期講習として日商簿記講習を高校生向けに実施していました。
勉強嫌いですから自分で申し込んだわけでは無いのですが。笑
日商3級のなかでも受験経験ありとなしでクラスが分かれたのですが、簿記のぼの字も分からない私はもちろん・・・ね。
生徒は私ひとりでしたね。笑
先生とマンツーマン。
借方/貸方、T勘定。
ん?何語?
どんな取引も仕訳で表現できて借方と貸方の合計金額は同額。
T勘定のパズル要素。
明日は何を教えてくれるのかな?ここはこんなアプローチで良いのかな?
はじめて勉強が楽しいと思いました。簿記って面白い。
勉強が楽しいという思い出とともに銚子に帰ってきました。
簿記の勉強を続けたいと思い、日商1級に合格すれば10代でも税理士試験の受験資格を得られることがわかりました。
税理士だった祖父のおかげで一番身近な職業が税理士。
税理士になりたい大それた理由なんてありません。
どんな職業でも就職したら勉強しなくて良い仕事なんてないと思います。
コックさんだってもっと美味しい料理をつくるには?って勉強するだろうし。
建築士さんだってお客様の要望に応えられるよう勉強しなきゃだろうし。
私にとって継続できる勉強がたまたま簿記でした。その延長で気が付くと税理士を目指していました。
将来就きたい職業が無くても、極めたい勉強や興味がある勉強、続けたい勉強などがあればそれに合う職業を目指しても良いと思うんです。
きっかけなんて何でも良いけど、どんな税理士になるかはハッキリさせとかなきゃですね。
結論
税理士を目指すきっかけは簿記の勉強が楽しかったから。
税理士を目指す理由はそばに税理士の祖父が居て、簿記の勉強の延長線上に税理士という職業があることを知ったから。
学び
- 初心大事
- 『なぜ』より『どんな』が大切